暗号資産は通貨のリスクヘッジになるのか?

送金・決済など仮想通貨として使うのが、暗号資産の本来の目的だと思います。今回は「通貨のリスクヘッジと投機による値上がり期待」 の視点で暗号資産について考えました。

暗号資産を何のために保有するのか? 国会議員の藤巻さんは「デリバティブの黎明期の様で将来性を感じる。 超円安とハイパーインフレの備えにもなる 」と仰っています。暗号資産はデリバティブの様に、リスクを回避する目的と運用の失敗によるリスクの危険性を両方持っているのだと思います。藤巻さんが危惧される様に、私は長期的には日本の財政が破綻し、超円安とハイパーインフレを心配する一人です。 そこで「暗号資産は通貨のリスクヘッジになるのか?」「投機による値上がりが期待できるのか?」を判断するため、実際に口座を開設し売買を体験してみました。

暗号資産の売買をするためには、仮想通貨取引事業者に口座を開設する必要があります。私は「GMOコイン」を選択したのですが、以下3点がその理由です。①セキュリティ対策がしっかりしている(金融庁の審査をパスし登録事業者となっている) ②自己資本が充実している(東証一部に上場している) ③取引所で指値注文が可能である(BTCだけでなく他のアルトコインも) 特に①に関しては、口座開設の申し込みや審査の流れを経験すると何となく分かります。 こうして昨年の12月~今年の1月初旬の1.5ヶ月間、少額ですが 価格をこまめにモニターし売買を繰り返しました。株式の売買や外貨の交換などと違って手数料が無料なので 、売買の回数は気になりませんでした。

先ずリスクヘッジの方ですが「価格が安定しない限りリスクヘッジとして使えない」との結論を出しました。通貨のリスクヘッジに活用する際は、かなりの金額を(例えば金融資産の1/3ずつをドル・ユーロ・円にする様に)暗号資産に替えると思いますので、 ボラティリティが大き過ぎると使えません。1.5ヶ月間の価格は比較的安定していた様ですが、それでもボラティリティは-20% ~ +10%の範囲でした。しかも数日の間にー20% → +10% → ー10%と変動しました。これでは活用するのは無理だと感じました。

次に値上がり期待の方ですが「投機するなら破綻寸前との覚悟が必要」との結論を出しました。日々のアップ・ダウンは有りますが下がり続けており、底打ち感が全く感じられませんでした。「株はPER」「債券は金利」「外貨は購買力平価」などの指標から、適切な価格なのか判断も可能ですが、暗号資産には指標がありません。マイニングのコストは、判断のための指標にはならないと思います。株や債券の様にビジネスの実態が無いからです。

ロスを出すのも嫌なので、以上の判断から+2%で手仕舞いしました。

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