定年退職後の確定申告で還付金が期待できる

2018/02/08 追加更新 税務署から還付金振込の予告通知が来ました。金額は申告通りでした。e-Taxは本当に簡単で楽です。

私は会社員でしたので、定年退職するまで所得税・住民税は源泉徴収されてきました。会社の案内に従って年末調整はしていましたが、確定申告したことは一度もありません。私の様に定年退職した方達は、確定申告にどう対処すれば良いのでしょうか?

原則は以下の通りです。
「フリーランスは確定申告しますが、雇用契約で働いておられる方も、年金を受取っている場合(公的年金は未だ受給していなくても、企業年金を受取っている場合があります)、年金は勤務先で年末調整されませんので確定申告が必要です。確定申告不要制度の対象者(公的年金等の収入金額が400万円以下で、かつ年金以外の所得が20万円以下の方)は、申告の義務はありません」

しかし定年退職者は必ず、確定申告をするべきです。これは年金を受取っている/いないに関わりなくです。その理由は、①定年退職した年は国民健康保険への切替えに伴い多額の保険料を納めますし、配偶者が60歳になるまでの国民年金掛金も納めます。これらが所得税控除の対象になり、所得税の還付金が期待できるからです。②翌年6月からの住民税は確定申告した結果に対し課税されるため、各種控除による課税額の減少が期待できるからです。

平成29年の確定申告はe-Taxの場合、1月15日から既に開始されています。私も実際に申告してみました。勤めていた会社から源泉徴収票、日本年金機構から控除証明書、生命保険や地震保険の控除証明書を事前に受取っていましたので、パソコンで申告書を作成し税務署に送信するまで1.5時間で完了し、申告書に示された還付金は約25万円でした。控除証明書の郵送が必要なのかと思っていましたが、全て提出を省略できました。こんな簡単なものだとは期待していませんでした。初めてマイナンバーカードの恩恵に与ることができました。確定申告は是非、e-Taxを活用してみて下さい。

http://www.e-tax.nta.go.jp/kojin.html

ここにアクセスし示された手順通りに実行してみて下さい。懇切丁寧に説明されていますので、迷うことは無いと思います。私は確定申告が開始される前、この説明を1.5時間掛け読んでいましたので、パソコンでの申告書の作成を含めると3時間を要したことになります。

確定申告すると税の勉強になりますし、e-Taxを使用するとマイナンバーカードの認証機能をもっと有効に使える公的サービスを増やして欲しいと思います。